簿記は、取得を目指す人の多い人気の資格のひとつです。
その中でも、3級は簿記のスタート地点であります。
簿記3級を勉強しようとする人の多くは、「簿記って何だろう?」の状態かそれを抜け出してすぐの状態だと思います。
そこで、今回紹介するのが『マンガでやさしくわかる日商簿記3級』です。
その名の通り、マンガを通して、簿記をわかりやすく解説してくれています。
本書の特徴
マンガでストーリー仕立て
本書の一番の特徴は「マンガ」で説明されていることです。
マンガで簿記を使う場面が想像しやすくなっています。
そのため、最初のつまづきは大きく減ると思います。
また、このシリーズは1級までストーリーが続いています。
ですので、「最終的には1級まで取りたい」という人も継続的に学習しやすくなっています。
充実した解説
マンガ付きの参考書だからと言って、侮ってはいけません。
解説も非常にわかりやすく、必要な情報は全て説明されています。
これ一冊で合格することも可能だと思うくらいの充実振りです。
演習問題付き
各章に例題がいくつかついています。
これらを解きながら進めることによって、理解を深めることができます。
間違えやすいポイントを問題にしているので、受検対策には有効です。
本書の使い方
さっと一周(解説は飛ばしてもいい)
本書は章ごとに「マンガ→解説→マンガ→解説→…」という流れになっています。
一般的には、前から読み進めていくと思います。
しかし、流れに従順になってしまうと、マンガで良くなった流れに解説でブレーキをかけてしまうことになります。
そこで、最初の一周はマンガだけを読むくらいの気持ちで読み進めましょう。
マンガも続けて読む方がわかりやすいと思いますし、最初に全体の概要を掴んでしまった方が学習しやすくなります。
章ごとにしっかり理解
もちろん、マンガを読んでいるだけでは、力はつきません。
さっと一周読み終えたら、じっくり理解していきましょう。
内容はそこまで難しくないですし、解説がわかりやすいので、前に進めなくなることは少ないと思います。
もし、理解できないところが出てきたら、採るべき手段は2つです。
- 答えを見ながら、例題を解いてみる
- とりあえず先に進む
これらを試してみて、まだ理解ができなければ、ネットで調べたり、別の参考書を買ってみたりしましょう。
問題集を買って実践
本書の弱点は、問題数が少ないことです。
この参考書一冊で合格することは可能だとは思いますが、簡単ではないと思います。
ですので、個人的には問題集を一冊買うことをおすすめします。
そこで、覚えたことをアウトプットしていきましょう。
おすすめの問題集はこちらです。
最後に
簿記3級に挑戦する人は、実際に簿記を使ったことがないので、なかなか勉強するのが難しいかもしれません。
だからこそ、この参考書はおすすめできます。
マンガでつまづくことなく、学習を進めましょう。