SCIENCE

【高校化学】ハロゲンとは?【第17族元素】

今回は、ハロゲンについて説明します。

ハロゲンとは?

ハロゲンとは、周期表上で第17族に属する元素のことです。

第17族元素と言われることもあります。

18世紀フランスにおいて、ギリシャ語で、塩(えん)を意味する「alos」と、作るを意味する「gennao」を合わせて「halogen(ハロゲン)」と命名された。

ハロゲンの性質

ハロゲンは、最外殻電子が原子番号の隣り合う貴ガスの最外殻電子よりも1つ少ない。

そのため、電子を1つ受け取り、1価の陰イオンになる。

アルカリ金属やアルカリ土類金属と典型的な塩を形成する。

ハロゲンの反応性

原子番号の小さい元素は、非常に反応性に富みます。

同周期の元素より、第一イオン化エネルギーが大きく、特にフッ素のそれは高い。

フッ素は、酸化剤として最も強い部類に入る。

ハロゲンの存在

地殻中の存在比は、フッ素>塩素>臭素>ヨウ素である。

アスタチンは放射性物質であり、半減期が数時間と短いため、自然環境中にはほとんど存在しない。

ハロゲン元素

ハロゲン元素には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アスタチン、テネシンがあります。

フッ素 F

塩素 Cl

臭素 Br

ヨウ素 I

アスタチン At

テネシン Ts

最後に

ハロゲンは、大学入試でも頻出です。

しっかりとその性質などを理解しておきましょう。