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【製薬業界向け】研究職への就活ロードマップ【26卒】

製薬業界は、医療や健康に関する重要な役割を果たす産業であり、その中で活躍することは多くの学生の夢です。しかし、製薬業界への就職は競争が激しく、求められるスキルや知識も高度です。本記事では、製薬業界への就職を目指す学生のためのガイドを提供します。

製薬業界

製薬業界は、医薬品の開発・製造・販売を主な活動とする産業です。製薬企業と言っても、以下の3種類に分類することができます。

  • 医療用医薬品(先発医薬品)
  • 医療用医薬品(ジェネリック医薬品、後発医薬品)
  • OTC医薬品

医療用医薬品(先発医薬品)

医療用医薬品は、医師による処方箋が無ければ買うことのできない医薬品です。

その中でも、先発医薬品は研究開発に大きなコストがかかります。その代わり、開発に成功すれば利益が大きく、製薬企業がホワイト企業と言われる所以でもあります。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品も医療用医薬品の一種です。先発医薬品のうち、特許が切れたものを作って売ります。

基本的には先発医薬品の真似なので、研究開発にかかるコストは小さくなります。しかし、競合が多く、同じ原薬のジェネリック医薬品を複数の企業が売り出す可能性もあります。

OTC医薬品

OTC医薬品は、薬局などで売られている医薬品です。医師の処方箋が無くても、だれでも買うことができます。

OTC医薬品を扱う企業は、製薬企業と化学メーカーの間に位置するという認識くらいがちょうどいいと思います。

1年のスケジュール

製薬業界の就活は、一点集中型の就活がおすすめです。集中すべきは、12月~2月です。

夏インターン

夏インターンはほぼ意味がないです。

選考に繋がるものがほとんどなく、身になることもありません。

参加するとすれば、「日本新薬」がおすすめです。日本新薬のインターンシップは、エスカレーター式になっており、最初のものに参加してなければ後のインターンシップにも参加できません。

冬インターン

能動的な作業を伴うインターンシップには積極的に参加しましょう。

インターンシップ経由の選考があります。研究職志望であれば、ここが本選考だと思ってください。

早期選考

インターンシップ選考など、早期選考が鍵となります。ここで、研究職の9割が埋まると言っても過言ではありません。

本選考は形式上のものが多く、早期選考の方が圧倒的に通りやすいです。

本選考

本選考で製薬企業に絞るのはやめましょう。化学メーカーなども視野に入れて、幅広くエントリーしてください。

この時期に製薬企業の研究職として採用されるためには、非常に高い能力が要求されます。

おすすめ企業 5選

中外製薬

現時点で国内トップの製薬企業。

スイスのロシュ社と戦略的アライアンスを結んでおり、国際的な活躍も期待できる。

第一三共

中外製薬に次ぐ製薬企業。

修士の採用人数は少ないため、博士での応募がおすすめ。

武田薬品工業

グローバル企業。

普段の業務でも英語を用いることが多く、動画ESでも英語が要求される。

日本新薬

中小企業の中ではかなりの注目株。

毎年1品目のペースで上市している。

アステラス製薬