よく先生に「志望校は高く」と言われますよね。
この表現のせいか、間違った認識をしている人が多く見受けられます。
そのまま間違った認識でいると、逆効果にもなりかねません。
今回は、「志望校は高く」の意味と高い志望校の設定方法を紹介します。
「志望校は高く設定しよう」の意味
あなたの認識は合っているでしょうか。
テキトーは駄目
「志望校は高く」という言葉を鵜呑みにして、テキトーに東大とか京大とか言っていませんか?
本当に、東大や京大を目指していて、それなりの努力をしているのであれば問題ないです。
しかし、たまに心の中で絶対に無理と思いながら、高い志望校を宣言している人がいます。
こういう人で、本当にその大学に行った人は見たことがありません。
むしろ、予想を下回る大学に進んでいきます。
口で言っているだけじゃ、何の意味もありません。
十分条件と必要条件
受験生であれば、十分条件と必要条件は知っていますよね。
まあ、まだ習っていない1年生も読んでくれていることを期待して、一応解説しておきます。
P ⇒ Q(PならばQ)が真のとき、
PはQの十分条件、QはPの必要条件
ただこれだけのことです。
共通テストではどうなるかわかりませんが、センター試験では頻出だったので、しっかり理解しておきましょう。
やっとここでの本題です。
志望校を高く設定するにあたって、十分条件は「選んだ学校」、必要条件は「志望している学校」です。
志望校として選ぶためには、その学校を志望していなければいけないのです。
当たり前ですよね。
でも、それができていない人もいるのです。
もう一度、自分の志望校にしている学校を見直してみましょう。
正しい志望校設定の仕方
実際に正しく「高い志望校」を設定してみましょう。
志望校の選び方
志望校を決めるときは、まず学部から決めます。
自分は将来どんなことをしたいのか。
現時点のものでいいです。
学部が決まると、学部ごとの大学ランキングを見てみましょう。
こちらから、学部ごとの偏差値ランキングを見ることができます。
今の自分のレベルは、模試の結果などから把握できていると思います。
大体の自分の位置を把握できたら、そこから1,2ランク上の大学を見てみてください。
その中から、現時点での志望校を選んでください。
もしかすると、期待している大学には全然届かないかもしれません。
しかし、それがあなたの現状です。
おそらく、受験のときになっても、そのレベルには達していません。
受験勉強において、現実を見ることは重要です。
悔しかったら、努力するしかないのです。
設定の時期
志望校を高く設定するのは、遅くても2年生の夏休み前までです。
それ以降は、自分のレベルに合った大学を志望しましょう。
目安として、1年生は2ランク上、2年生は1ランク上に設定するのがおすすめです。
最後に
志望校を決めたら、その大学の赤本を買いましょう。
毎日その赤本を見ていたら、1年後には高かった志望校が現実的な志望校になっているかもしれません。
もし、もともと自分のレベルより高かった大学に進められれば、あなたは成長したということです。
これが「志望校を高く設定する」意味です。
今の自分よりも成長できるように頑張りましょう。