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【悲報】家庭教師バイトの現実【失敗談】

皆さんはバイトしてますか?

大学に入ってバイトを始める人も多いですよね。

そのときに何を基準にバイトを決めるでしょうか。

家庭教師を考えている人もいますよね。

そこで今回は私の経験談も含めながら家庭教師バイトの現実について説明します。

私の例は相当特殊だと思うので、面白半分で見ていただいてもかまいません。

家庭教師をしようと思った理由

私は高校を卒業後、家庭教師のバイトをすることしか考えていませんでした。

それは以下の理由があったからです。

時給が高い

正直、動機の95%はこれです。

私はお金が大好きです。

バイトをするのはお金を得るためですから、どうせ稼ぐなら少しでも効率を良くしたいと思っていました。

ちなみに、私が契約していた家庭教師の時給は約2,000円でした。

家庭教師バイトの中では低い方だと思います。

世の中にはこの何倍もお金をもらっている家庭教師もいます。

教えるスキルが身に付く

残りの5%はこれです。

私は教えるのが苦手でした。

高校時代も、私が教えた人は大抵理解しないで帰っていきます。

ほんとにあのときは申し訳なかったです。

私はこの苦手を卒業したいと思ってました。

ですので、家庭教師をすれば教えるスキルが身に付くかなと単純に考えていました。

家庭教師バイトの失敗談

そんな理由で始めた家庭教師バイトですが、現実は悲惨なものでした。

2か月間放置

私はゴールデンウイーク明けに大手と家庭教師バイトの契約をしました。

そこで話を聞くと、大体2週間ほどで担当の生徒が決まるとのことでした。

私は楽しみに2週間を待っていました。

しかし、2週間経っても連絡は来ませんでした。

なので、もう2週間待ってみました。

それでも連絡は来ませんでした。

そこで、一応契約先に確認してみることにしました。

そうすると担当の社員さんが変わっていて、それが原因という説明をされました。

もうちょっと待ってくれとのことだったので、おとなしく1か月待ちました。

案の定、連絡は来ませんでした。

そこで私は次の行動に移ります。

メールでひたすらに応募

1日に数件のペースで教師が見つからなかった案件がメールで流れてきます。

私はこれにとにかく応募し始めました。

多少厳しい条件でも応募し続けました。

その頃は家庭教師をしたすぎて感覚が狂っていました。

メールの案件に応募し始めて2か月、ようやく契約先から返事がきました。

しかし、メールの案件には罠がありました。

担当生徒の無茶苦茶な条件

これは後から気づいた話なのですが、メールの流れてくるような案件の生徒は無茶苦茶な生徒ばかりだったのです。

担当の教師が見つからない理由はそこにありました。

私は生徒が決まり、喜びながら事前の打ち合わせに向かいました。

そこで生徒の詳しい情報を知ることとなります。

メールでは個人情報保護のため、大まかな条件しか載っていません。

驚きました。とにかく驚きました。

  • 偏差値40台(当時高2、10月)
  • 医学部志望
  • 週5で家庭教師(3:自分、2:医学部大学生)

これらがその担当生徒の情報です。

また、その生徒は頻繁に先生を変えていることも聞きました。

どう感じたでしょうか?

私は一瞬にして辞退したくなりました。

しかし、自分から応募している以上、そうするわけにはいきません。

3日でクビ

やると決まった以上は全力で取り組むしかありません。

聞いていた範囲を復習して、初日を迎えました。

今思うと馬鹿な条件で応募していたので、生徒の自宅に行くのも大変でした。

電車で40分、そこから徒歩で20分です。

時間は120分でした。

初日はほとんどの時間をアイスブレイクに使いました。

最後の30分ほどで問題を解いてもらうと、意外と解けていました。

少し期待を持ちました。

週3なので、すぐに次を迎えます。

この日は聞いていた教科と別の教科をすると言い出しました。

実質教えるのは初めてなのに加えて、このようなトラブルもあり、全くうまく教えられませんでした。

3日目です。

この日は前回の反省を生かしてまあまあうまく教えることができたと思います。

しかし、なぜか生徒の機嫌はずっと悪く、一言も発しませんでした。

その次の日、突然担当の社員さんから電話が掛かってきました。

「もう次回からは行かなくていい。」

この一言だけを言われました。理由は何も教えてもらえませんでした。

振り返ってみると、このことは2日目が終わった時点ですでに決まっていたことでした。

ショックでした。

私は3日でクビにされたのです。実質2日です。

期間にすると一週間です。

家庭教師界では日本一レベルの短さなのではないでしょうか。

家庭教師バイトはおすすめできない

このような経験から家庭教師バイトはおすすめできません。

基本的に家庭教師はやらない方がいい(特に理系)

飲食の方が稼げる

たしかに時給は家庭教師の方が高いです。

しかし、働ける時間が短いのです。

私は飲食のバイトもしていますが、そこでは1日に6時間働けます。

それに比べて、家庭教師は2時間ほどでしょう。

これを賄うには飲食の3倍の時給をもらわなければいけません。

いくら家庭教師とは言え、他のバイトの3倍もお金はもらえません。

多少はもらえる場合がありますが、それは相当レアケースです。

時間外労働が多い

実際に家庭教師のために使う時間は教えている時間だけではありません。

その範囲の復習も必要でしょう。

ときには、プリントなどの資料も作らなければいけません。

この時間を考えると、家庭教師バイトの時給は他のバイトと大して変わりません。

理系が文系と同じ時給で働くのはおかしい

文系の人に失礼かもしれませんが、教える仕事で理系と文系のもらえるお金が同じなのはおかしいです。

なぜなら、圧倒的に労力が違います。

文系はほとんど教科書に書いてあることを教えればそれで済みます。

しかし、理系は考えなければいけません。

数Ⅲなどはできる人が少ないので無条件に理系が担当になりますが、理系だから簡単に解けるわけではないのです。

そこまでに苦労に苦労を重ねてやっとできるようになったのです。

それにも関わらず、どの教科を教えている先生も時給が同じなのは不平等です。

小学生に算数を教えても高校生に数Ⅲを教えても、時給は同じです。

こんな人にはおすすめ!

ここまで家庭教師バイトを散々に言ってきましたが、こんな人にはおすすめです。

  • 教師志望
  • 東大、京大生、医学部生

まず、教師志望の人はやって損はないと思います。

将来の仕事のスキルになるので、お金以外の価値も生み出します。

次に東大・京大・医学部生です。

この人たちになぜおすすめするかと言うと、とにかく時給が高いからです。

時給が8,000円くらいの案件もあります。

こういう人たちは他のバイトと比べても、格段にお金を手に入れられますのでやった方がいいと思います。

最後に

家庭教師バイトの現実がわかっていただけたでしょうか。

たまに個人的な愚痴が入ってしまったことはお詫びします。

しかし、家庭教師バイトにこういった側面があるのは事実です。

ちなみに、未だにあれから一切理由の説明や新たな案件の紹介などの連絡はありません。

多分、もう見捨てられています。

皆さんにはここでの話をバイト選びの参考にしてほしいです。

広い視野を持って考えてください。

あまたあるバイトの中から自分に合ったバイトを見つけてください。