ストロンチウム(Strontium, Sr)は、元素記号Sr、原子番号38の化学元素です。アルカリ土類金属に属し、銀白色の軟らかい金属です。自然界では、ほとんどが化合物として存在します。
基本情報
和名 | ストロンチウム |
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英名 | Strontium |
語源 | スコットランドのストロンチアン地方 (Strontian) |
元素記号 | Sr |
原子番号 | 38 |
原子量 | 87.62 |
常温(25℃)での状態 | 固体(金属) |
色 | 銀白色 |
密度 | 2.540 g/cm3(20℃) |
融点 | 777℃ |
沸点 | 1414℃ |
発見者 | ホープ(イギリス)[1793年] |
含有鉱物 | ストロンチアン石 |
歴史
発見
1790年、スコットランドの鉱物学者ウィリアム・クルックシャンクとアドルフ・マーチソンが、ストロンチウム鉱石を分析し、その存在を確認しました。1808年にハンフリー・デービーが電気分解によって純粋なストロンチウムを初めて単離しました。
名前の由来
スコットランドのストロンティアン村にちなみ「ストロンチウム」と命名されました。
主な用途
花火と発光材料
ストロンチウム塩(特に硝酸ストロンチウム)は、鮮やかな赤色を発するため、花火や発光弾の原料として広く使用されます。
医療分野
ストロンチウムラネート
骨粗鬆症治療薬として使用され、骨の形成を促進します。
放射性ストロンチウム(ストロンチウム-89)
放射線治療で骨がんの痛みを緩和するために使用されます。
金属合金
アルミニウム合金の強度を高めるために添加されます。
ガラス製造
カソード線管(CRT)や特殊なガラス製品に使用され、放射線を遮蔽する効果があります。
生成方法
鉱石と産出
ストロンチウムは主にセレスチン(SrSO₄)やストロンチアナイト(SrCO₃)として自然界に存在します。
主要生産国
中国、スペイン、メキシコが主なストロンチウム生産国です。
化合物
主な特徴
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