「私は記憶が苦手だから」と諦めていませんか?
記憶のしやすさは、テクニックで格段に変わります。
今回紹介する方法を実践すれば、覚えることが少し楽になるはずです。
記憶力は上げられる
人によって記憶力に大きな差があることはありません。
しかし、覚え方によっては、記憶力に差が出ます。
要は、上手い覚え方をしているかどうかです。
ここで紹介する方法はどれも有効です。
ぜひ、実践してみてください。
方法1. チャンキング
人間は、一度に7±2チャンクのことしか覚えられません。
チャンクとは、情報のかたまりのことです。
長い英単語は覚えづらいでしょう。
これは、一単語のチャンク数が多いことが原因です。
たとえば、”adjustable”という単語について考えてみます。
この単語を1文字1チャンクとして覚えようとすると、10チャンクあるので、なかなか覚えられません。
しかし、”ad”+”just”+”able”という風にして覚えると、たったの3チャンクになります。
もし、すでに”adjust”という単語を覚えているのであれば、なんと2チャンクになります。
こうすれば、一気に覚えやすくなるはずです。
語呂合わせもチャンキングを利用した方法のひとつです。
方法2. イメージと符号化
場所の順序項目と、記憶項目を関連付けることで、覚えやすくなります。
このとき、場所の情報は見慣れたものがいいです。
たとえば、家の中や通学路などです。
毎日思い浮かべること
定期的に思い出していれば、短い期間で記憶を定着させることができます。
これは、リハーサルという行為なのですが、これも記憶力向上には有効です。
方法3. 情報の精緻化
これは、なんとなく経験から気づいている人が多いかもしれません。
精緻化とは、より緻密な状態にすることです。
つまり、情報の精緻化とは、情報を緻密にすることです。
と言っても、まだわかりづらいと思います。
簡単に言うと、覚えたいことに対して色んな情報を仕入れればいいということです。
織田信長に関する出来事を覚えたかったら、信長の性格や家庭事情まで覚えることで、最初に覚えたかったことはより確実に覚えることができます。
覚えたい情報+アルファを意識してください。
歴史ものの小説などがおすすめです。
方法4. 文脈の合同性
文脈とは、記憶するときやそれを思い出すときの状況のことです。
家では覚えられていたのに、学校では思い出せなくなったという経験はありませんか?
それは、覚えるときの文脈と思い出すときの文脈が違い、情報の検索がしづらくなっているからです。
この文脈をできるだけ合わせることで、記憶から情報を検索しやすくなります。
学校で勉強することのメリットは、集中しやすい以外にもたくさんあるのです。
もし、受験会場が大学などの普段行かないような場所であったら、事前に見に行ってみるのも有効でしょう。
方法5. 記憶の体制化
これは、無意識にやっていることだと思います。
たくさんの記憶を整理することです。
無関連の項目であっても、時系列に並べるなどして、ひとつにまとめます。
こうすることで、忘れづらくなるかつ思い出しやすくなることが期待できます。
樹形図なども有効に使っていきましょう。
方法6. 検索の練習
覚えることを覚えたら、あとは思い出すことを繰り返し練習してください。
このとき、全体を何度も思い出すのではなく、思い出しづらい箇所を集中的に繰り返しましょう。
そうすることで、効率よく覚えることができます。
英単語の暗記などは、まさにその典型例です。
覚えた単語をいくら繰り返しても、意味がありません。
覚えていないことを徹底的につぶしていきましょう。
最後に
今日から、あなたは”記憶が苦手な人”から”記憶が得意な人”に生まれ変わりました。
人間が長期記憶できる容量は無限大です。
どんどん長期記憶に詰め込んでいきましょう。