REACTION

エバンス アルドール反応【Evans Aldol Reaction】

エバンス アルドール反応は、オキサゾリジノンを不斉補助基として用いる不斉アルドール反応です。

概要

  • オキサゾリジノンを不斉補助基として用いる不斉アルドール反応
  • 不斉補助基、ルイス酸を変更することで、すべての立体化学を構築できることが報告されている
  • 特に、Evans Synの立体化学には有効

Evans Aldol Reaction

歴史

 

反応機構

ルイス酸によって活性化されたイミドのα位のプロトンが塩基によって引き抜かれてエノラートが生成する。このとき、オキサゾリジノンとの立体反発を避けるため、Z-エノラートとなる。

立体化学は、六員環繊維状態が鍵となる。以下で、それぞれの立体化学について説明する。

Evans Syn (ES)

Non-Evans Syn (NS)

Evans anti (EA)

Non-Evans anti (NA)

実験手順

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実験のコツ

 

発展

NMPの添加

N-メチル-2-ピロリドン (NMP) を添加すると、Evan Synとなる遷移状態の活性化エネルギーが低下することが報告されている。

応用例

 

参考文献

<Original Publication>

 

<Review>

 

<Related Publication>

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