古文の授業の初めの方で覚えさせられる「助動詞」
他の言語では、助動詞の重要性がそこまで高くないので、古文の場合もテキトーになりがちです。
しかし、ここをちゃんとやっておかないと、後から痛い羽目に合います。
今から一週間でしっかり覚えてしまいましょう。
古文における助動詞の重要性
古文で一番重要な品詞は何かと聞かれれば、助動詞と答えます。
なぜならば、文の意味が助動詞によって大きく変わるからです。
ときには、逆の意味になることもあります。
そのため、試験でも狙われやすい部分です。
助動詞の理解なしに、古文を解くことはできません。
助動詞一覧
未然形接続
る
【意味】受身、尊敬、自発、可能
【活用】下二段型
れ・れ・る・るる・るれ・れよ
【接続】四段、ナ変、ラ変動詞の未然形
らる
られ・られ・らる・らるる・らるれ・られよ
す
せ・せ・す・する・すれ・せよ
さす
させ・させ・さす・さする・さすれ・させよ
しむ
しめ・しめ・しむ・しむる・しむれ・しめよ
ず
(ず)・ず・ず・ぬ・ね・-
ざら・ざり・-・ざる・ざれ・ざれ
む(ん)
ー・-・む・む・め・-
むず(むず)
ー・-・むず・むずる・むずれ・-
まし
ましか・-・まし・まし・ましか・-
じ
ー・-・じ・じ・じ・-
まほし
(まほしく)・まほしく・まほし・まほしき・まほしけれ・-
まほしから・まほしかり・-・まほしかる・-・-
連用形接続
き
(せ)・-・き・し・しか・-
けり
(けら)・-・けり・ける・けれ・-
つ
て・て・つ・つる・つれ・てよ
ぬ
な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね
たり
たら・たり・たり・たる・たれ・(たれ)
けむ(けん)
ー・-・けむ・けむ・けめ・-
たし
(たく)・たく・たし・たき・たけれ・-
たから・たかり・-・たかる・-・-
終止形接続
らむ(らん)
ー・-・らむ・らむ・らめ・-
らし
ー・-・らし・らし・らし・-
めり
ー・(めり)・めり・める・めれ・-
べし
(べく)・べく・べし・べき・べけれ・-
べから・べかり・-・べかる・-・-
まじ
(まじく)・まじく・まじ・まじき・まじけれ・-
まじから・まじかり・-まじかる・-・-
なり
ー・(なり)・なり・なる・なれ・-
体言(連体形)接続
なり
なら・なり・なり・なる・なれ・(なれ)
ー・に・-・-・-・-
たり
たら・たり・たり・たる・たれ・たれ
ー・と・-・-・-・-
その他
り
ら・り・り・る・れ・(れ)
ごとし
(ごとく)・ごとく・ごとし・ごとき・-・-
最後に
量が多くて覚えるのはなかなか大変だと思いますが、頑張りましょう。
どうせいつかは覚えないといけないことです。
今のうちに覚えてしまいましょう。