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いじめについて考えること【いじめは無くならない】

このブログでは、高校生や大学生の役に立つ情報を発信しようと心がけています。

しかし、今回は役には立たないかもしれません。

ですが、ここで「いじめ」について触れておきたいと思います。

あくまで、この記事の内容はすべて個人的な見解です。

赤とオレンジ

これは、私が「いじめる」と「いじる」のたとえとして使う言葉です。

いじめるが赤で、いじるがオレンジです。

光のお話

まず初めに、光について説明しようと思います。

人間が光を認識するときは、赤・緑・青の組み合わせで色を判断しています。

たとえば、オレンジは赤と若干の緑が混ざった色を認識しています。

太陽光をプリズムに通すと、この画像のようになります。

あなたは、どこがオレンジと赤の境界線だと思いますか?

正解はありません。人それぞれなのです。

色は連続した変化をするので、人によって判断は様々です。

中には、私のように色弱や色盲で、思いっきり違う色に見えている人もいます。

そして、光にはもうひとつ特徴があります。

それは、赤を超えたら一気に見えなくなってしまうということです。

先ほどの画像に戻ると、赤と紫を境に色がなくなっていると思います。

しかし、これは光が無いわけではありません。

ただ、人間には見えない波長の光になっているだけです。

いわゆる、赤外線や紫外線というものです。

「いじる」と「いじめる」

光の話を踏まえた上で、いじめについて考えてみます。

私は、「いじめる」と「いじる」の関係が、赤とオレンジの関係と非常に似ていると思いました。

まず、一点目。

いじめといじりの基準は、人によって異なります。

いじめをしている人に理由を聞いたら、いじっていただけのつもりだったと答えるのは、よくあることです。

次に、二点目。

いじめが過剰になってくると、いじめられている人は、ある時を境目にして急にいなくなります。

いなくなるというのは、学校からいなくなる場合もありますし、この世からいなくなる場合もあります。

いなくなる瞬間は、急に来ます。

徐々にいなくなることはありません。

いじめはなぜ起こるのか

いじめが良いことだと思っている人は、ごく少数です。

いじめている人の多くも、いじめが悪いことは認識しています。

それでも、いじめは起こってしまいます。

その原因は、認識の差にあると思います。

いじめる側はいじっているとしか思っていないのです。

ここは、主観的に判断するしかありません。

それがたとえ、客観的には「いじる」と判断されるようなものであっても、されている人が「いじめる」だと思ったら、いじめという結論に至るのです。

そして、いじめだと判断されるような行為は、絶対にしてはいけないのです。

いじめは、このプロセスを理解していない人によって起こされるのです。

ただし、小学生にこれを理解しろと言うのは無理があるでしょう。

いじめのステージ

いじめには、いくつかのステージがあると思っています。

Stage 1. 「いじる」と「いじられる」

お互いに、いじめだとは思っていない状態です。

この状態は、学校では日常茶飯事です。

しかし、これがいじめの火種です。

Stage 2. 「いじる」と「いじめられる」

人間は、同じことを繰り返していると、飽きてしまいます。

そのため、いじるという行為は次第にエスカレートします。

このエスカレートのどこかの段階で、いじられていた人がいじめられていると認識したのが、ステージ2です。

ここでは、まだいじめている人には罪悪感が生まれていません。

Stage 3. 「いじめる」と「いじめられる」

いじめている人は、薄々相手が嫌がっていることに気付き始めます。

しかし、ここでやめることはできません。

なぜならば、楽しさを感じてしまっているからです。

要は、麻薬と同じです。中毒作用があります。

いじめがエスカレートするに従い、罪悪感は増してきますが、楽しさも同時に増します。

常に、楽しさが罪悪感を上回った場合、いじめが自然と終わることはありません。

Stage 4. 崩壊

そのままエスカレートし続けると、何かしらのきっかけを経て、いじめは崩壊します。

いじめが崩壊するというのは、いじめが終わるということです。

いじめの終わり方は、2通りしかありません。

加害者がいなくなるか、被害者がいなくなるかです。

ステージ3まで進んだ段階で、平和的解決はあり得ません。

いじめが原因となる自殺

いじめが原因で自殺する人は、後を絶ちません。

特に、日本の若者の自殺は多いです。

人数は世界と比較しても多いですし、若者の死因1位は自殺です。

いじめが原因で死ぬって、すごくもったいないです。

これに関しては、別の記事で理由を紹介します。

いじめの将来

最も簡単にいじめの将来を述べると、いじめは無くなりません。

残念ですが、いじめは今後増えていくと思います。

理由は、SNSの発展です。

ほんの10年くらい前までは、誰かと話す手段が、直接か電話あるいは手紙くらいしかありませんでした。

それが今では、LINEなどで簡単にいつでも話せるようになりました。

小学生も普通に使っています。

このSNSの怖いところは、誰かに隠れて話せるということです。

グループで仲間はずれを作ることは、容易です。

ここまでなら、いじめはエスカレートしないでしょう。

しかし、問題は仲間はずれがバレることです。

皮肉なことに、仲間はずれがバレるのも、SNSが原因となるでしょう。

これで、お互いにいじめを認識した状態が出来上がってしまいました。

これ以外にも、SNSを原因とするいじめはたくさんあります。

このような世の中で、いじめがなくなるとは、到底思えません。

最後に

いじめ問題は、深刻です。

私は、いじめる人の味方になることは絶対にありません。

その一方で、いじめられる人の味方になるつもりも、一切ないです。

その理由は、また別の記事で紹介します。

とにかく、いじめが無くなる未来が来ることを願い、行動していきます。