「アルコールとフェノール」完全解説|命名・酸塩基性・還元・Grignard反応・酸化・保護基を徹底比較
はじめに:アルコールとフェノール——有機化学の十字路
アルコール(R-OH)とフェノール(Ar-OH)は、水(H-OH)の水素原子1つを有機基で置き換えた化合物です。この小さな構造的変化が、溶解性・酸性・反応性に劇的な違いをもたらします。
メタノール(CH3OH)は年間約1.73億トンが工業生産され、ホルムアルデヒドや酢酸の原料として、また溶剤として使われています。エタノール(CH3CH2OH)は穀物の発酵で9000年以上前から製造されており、現在は主に自動車燃料として年間約8800万トンが生産されています。フェノール自体はコールタール由来の消毒剤として知られ、レスベラトロル(赤ワインに含まれるポリフェノール)は抗がん・抗関節炎作用で研究が続いています。
17.1 アルコールとフェノールの命名
アルコールの分類と IUPAC 命名
アルコールはヒドロキシ基(-OH)が結合した炭素の置換度によって分類します。
| 分類 | 構造 | 例 |
|---|---|---|
| 第一級(1°) | -OH 炭素に有機基1個 | CH3CH2OH(エタノール) |
| 第二級(2°) | -OH 炭素に有機基2個 | CH3CHOHCH3(2-プロパノール) |
| 第三級(3°) | -OH 炭素に有機基3個 | (CH3)3COH(tert-ブタノール) |
IUPAC 命名規則(3ステップ):
規則1: -OH を含む最長鎖を選び、アルカン名の語尾 -e を -ol に置換
例: pentane → pentan-2-ol(旧: 2-pentanol)
規則2: -OH に近い方の端から番号を振る
規則3: 置換基をアルファベット順に並べ、-OH の位置を明示
例: 2-メチル-2-ペンタノール / cis-4-クロロシクロヘキサノール
よく用いられる慣用名も IUPAC で認められています:ベンジルアルコール(phenylmethanol)、アリルアルコール(2-propen-1-ol)、tert-ブチルアルコール(2-methyl-2-propanol)、エチレングリコール(1,2-ethanediol)、グリセロール(1,2,3-propanetriol)。
フェノールの命名
フェノールは「-benzene」の代わりに「-phenol」を親名として用います。
ヒドロキシベンゼン = フェノール(phenol) 3-メチルフェノール = m-クレゾール(m-cresol) 2,4-ジニトロフェノール(2,4-dinitrophenol)
17.2 アルコール・フェノールの性質
水素結合と沸点
酸素原子は sp3 混成で、R-O-H の結合角は約108.5°(水と同様)。酸素の大きな電気陰性度のため O-H は強く分極しており、分子間水素結合を形成します。
| 化合物 | 分子量 | 沸点 (°C) | 水素結合 |
|---|---|---|---|
| 1-プロパノール | 60 | 97 | あり |
| ブタン | 58 | −0.5 | なし |
| クロロエタン | 65 | 12.5 | 弱い |
分子量が近くても、水素結合のある 1-プロパノールの沸点が約100°C 高いことがわかります。
酸性(pKa)
アルコールとフェノールは弱酸として水に解離します:
ROH + H2O ⇌ RO(-) + H3O(+) (アルコキシドイオン) ArOH + H2O ⇌ ArO(-) + H3O(+) (フェノキシドイオン)
| 化合物 | pKa | 酸性の強さ |
|---|---|---|
| (CH3)3COH(tert-ブタノール) | 18 | 最も弱い |
| CH3CH2OH(エタノール) | 16 | ↓ |
| H2O | 15.74 | ↓ |
| CF3CH2OH(トリフルオロエタノール) | 12.43 | ↓ |
| フェノール | 9.89 | ↓ |
| p-ニトロフェノール | 7.15 | 最も強い |
酸性を決める要因
アルコキシドイオンの酸素が溶媒分子に囲まれやすいほど安定。嵩高い tert-ブトキシドは溶媒和されにくく不安定 → tert-ブタノールは最弱酸
電子求引基(-F, -CF3, -NO2)はアルコキシドの負電荷を分散させて安定化 → 電子求引基の数・距離が大きいほど酸性増大
フェノキシドイオンの負電荷は芳香環に非局在化(5種の共鳴構造)→ アルコールより約106 倍酸性が強い
アルコールは弱塩基や NaOH とはほとんど反応しませんが、Na金属・NaH・NaNH2・Grignard試薬などの強塩基とは反応してアルコキシドを生成します:
2 (CH3)3COH + 2 K → 2 (CH3)3CO(-) K(+) + H2↑ (カリウム tert-ブトキシド) CH3OH + NaH → CH3O(-) Na(+) + H2↑ (ナトリウムメトキシド) CH3CH2OH + NaNH2 → CH3CH2O(-) Na(+) + NH3 (ナトリウムエトキシド)
フェノールは pKa ≈ 10 で、NaOH 水溶液には溶解してナトリウムフェノキシドを生成します(アルコールは NaOH には溶けない)。
17.3 アルコールの合成:これまでのまとめ
マクマリー第17章の時点で、アルコール合成のルートは多岐にわたります。
17.4 カルボニル化合物の還元によるアルコール合成
反応の概要
カルボニル化合物(アルデヒド・ケトン・カルボン酸・エステル)はヒドリド還元剤によってアルコールに変換されます。還元剤から C=O に H−(ヒドリドイオン)が求核攻撃してアルコキシドイオン中間体を経由し、その後プロトン化してアルコールを与えます。
O OH
|| H(-) 付加 |
R-C-R' ─────────→ R-CH-R'
(カルボニル) ↓ H3O(+) (アルコール)
NaBH4 と LiAlH4 の選択性
| 比較項目 | NaBH4 | LiAlH4 |
|---|---|---|
| 反応性 | 穏和(選択的) | 強力 |
| 溶媒 | メタノール・エタノール・水 | 無水エーテル(プロトン性溶媒不可) |
| アルデヒド → 1°アルコール | ○ | ○ |
| ケトン → 2°アルコール | ○ | ○ |
| エステル → 1°アルコール(×2) | 遅い(実用上 ×) | ○ |
| カルボン酸 → 1°アルコール | × | ○ |
生体内の還元——NADH・NADPH
生体内ではアルデヒドやケトンの還元を NADH または NADPH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)が担います。構造は実験室試薬より複雑ですが、機構は同じ——コエンザイムがヒドリドイオンを供与してアルコキシドアニオンを生成し、酸でプロトン化してアルコールを与えます。脂肪酸生合成の一段階、アセトアセチル ACP → β-ヒドロキシブチリル ACP の還元がその典型例です。
17.5 Grignard 反応によるアルコール合成
Grignard 試薬とカルボニル化合物の反応
Grignard 試薬(RMgX)はカルボアニオン(:R−)として振る舞い、C=O に求核付加してアルコキシドを与え、H3O+ で後処理するとアルコールが得られます。
| カルボニル化合物 | 生成アルコール | 例(収率) |
|---|---|---|
| ホルムアルデヒド(H2C=O) | 第一級アルコール | シクロヘキシルMgBr + H2C=O → シクロヘキシルメタノール (65%) |
| アルデヒド(RCHO) | 第二級アルコール | PhMgBr + 3-メチルブタナール → 3-メチル-1-フェニル-1-ブタノール (73%) |
| ケトン(R2C=O) | 第三級アルコール | EtMgBr + シクロヘキサノン → 1-エチルシクロヘキサノール (89%) |
| エステル(RCO2R’) | 第三級アルコール(RMgX が2当量付加) | CH3MgBr + ペンタン酸エチル → 2-メチル-2-ヘキサノール (85%) |
Grignard 反応の制限
Grignard 試薬(RMgX)は非常に強塩基であるため、プロトン性官能基(-OH, -COOH, -NH2, -SH)と共存できません——これらの官能基が RMgX をプロトン化してしまうからです。また、同分子内にカルボニル・ニトロ基など反応性の高い官能基がある場合も自己反応します。
逆合成による切断(院試頻出)
目標: 3°アルコール 2-フェニル-2-ブタノール
(Ph, CH3, CH2CH3 が付いた C-OH)
切断A: PhMgBr + CH3CH2-CO-CH3 (2-ブタノン)
切断B: CH3MgBr + Ph-CO-CH2CH3 (プロピオフェノン)
切断C: CH3CH2MgBr + Ph-CO-CH3 (アセトフェノン)
→ 同じ目標アルコールに対して複数の合成ルートが存在する!
17.6 アルコールの反応
① アルキルハライドへの変換
3°アルコール + HX:SN1 機構(カルボカチオン経由)。0°C でも反応が進む。
(CH3)3COH + HCl (0°C) → (CH3)3CCl + H2O (S_N1、立体化学が失われる)
1°・2°アルコール + SOCl2 または PBr3:SN2 機構(立体反転)。
R-OH + SOCl2 →[Et3N] R-Cl + SO2 + HCl (クロロ硫酸エステル中間体経由) R-OH + PBr3 → R-Br + BrPO(OH) (ジブロモりん酸エステル中間体経由)
② トシラートへの変換
アルコールを p-トルエンスルホニルクロリド(TsCl)でトシル化すると、O-H 結合だけが切れて C-O 結合は保持されます。生成したトシラート(ROTs)はアルキルハライドと同様に SN1・SN2 反応を受けます。
③ アルケンへの脱水
3°アルコールは H2SO4/H2O/THF(50°C)で容易に脱水します(E1・Zaitsev則)。1°・2°アルコールの脱水には POCl3/ピリジンが有効で、E2 機構でアルケンを与えます。
3°: (CH3)2C(OH)CH2CH3 →[H2SO4, 50°C] (CH3)2C=CHCH3 + H2O (Zaitsev 則) 2°: シクロヘキサノール + POCl3/ピリジン → シクロヘキセン 1°: 脱水は困難。通常 E2 条件で強塩基を使う方が良い
生体内では、シキミ酸経路における 5-デヒドロキナ酸 → 5-デヒドロシキミ酸の脱水がこの反応の生物的対応です。
④ エステルへの変換
アルコールとカルボン酸は酸触媒存在下で縮合してエステルを与えます。実験室では収率を上げるためカルボン酸を先に酸塩化物(カルボン酸クロリド)に変換することが多いです:
安息香酸 + SOCl2 → ベンゾイルクロリド ベンゾイルクロリド + CH3OH → 安息香酸メチル + HCl
17.7 アルコールの酸化
酸化の概要
アルコールの酸化は還元の逆反応で、カルボニル化合物を与えます。3°アルコールは通常の酸化剤とは反応しません(α炭素に水素がないため)。
| 基質 | 生成物 | 推奨試薬 |
|---|---|---|
| 1°アルコール | アルデヒド | Dess-Martin periodinane / CH2Cl2 |
| 1°アルコール | カルボン酸 | KMnO4/H2O(塩基性、加熱) |
| 2°アルコール | ケトン | Dess-Martin periodinane または KMnO4 |
| 3°アルコール | 反応しない | — |
Dess-Martin Periodinane(DMP)
Dess-Martin periodinane(DMP)はジクロロメタン中で使用し、温和な条件で酸化を行えます。かつて使われていたクロム系試薬(CrO3、PCC、K2Cr2O7)は毒性・爆発危険性があるため、現在は DMP が好まれます。
ゲラニオール + DMP/CH2Cl2 → ゲラニアール (84%) [1° → アルデヒド] 4-tBu-シクロヘキサノール + DMP → 4-tBu-シクロヘキサノン (91%) [2° → ケトン]
KMnO4 による酸化
1°アルコールを KMnO4/H2O(塩基性)で加熱するとカルボン酸が得られます(アルデヒドは条件下でさらに酸化される)。
1-デカノール + KMnO4/H2O → デカン酸 (93%)
酸化の機構(E2 類似)
Dess-Martin 酸化では、まずアルコールが DMP のヨウ素(I(V))と置換反応してペリオジナン中間体を形成し、次に I(III) を脱離基として E2 様に β-H が引き抜かれてカルボニル化合物が生じます。
17.8 アルコールの保護
なぜ保護基が必要か
複雑な分子を合成するとき、ある官能基への操作が別の官能基と干渉することがあります。典型例:アルコールを含むアルキルハライドからは Grignard 試薬を作れない(-OH が RMgX をプロトン化してしまう)。
シリルエーテルによる保護
アルコールをクロロトリアルキルシラン(Cl-SiR3)と塩基(トリエチルアミン)の存在下で反応させると、トリアルキルシリルエーテル(R-O-SiR3)が得られます。
ROH + (CH3)3SiCl →[Et3N] RO-Si(CH3)3 + Et3NH(+) Cl(-)
(TMS エーテル)
例: シクロヘキサノール + TMSCl → シクロヘキシル TMS エーテル (94%)
よく使われる保護基:TMS(トリメチルシリル:最も単純・脱保護容易)と TBS/TBDMS(tert-ブチルジメチルシリル:より安定・選択的脱保護に有用)。
なぜ Si で SN2 が起きるか? Si は C よりも大きく(C–Si 結合 195 pm vs C–C 結合 154 pm)、3つのアルキル基があっても立体障害が小さいため、第三級 Si 中心でも SN2 様反応が進行します。
脱保護
シリルエーテルは酸(稀 HCl・酢酸)またはフッ化物イオン(Bu4N+F−、TBAF)で加水分解し、元のアルコールを再生します。Si–F 結合は非常に強いため、フッ化物は特に効果的な脱保護剤です。
保護のフロー(3-ブロモ-1-プロパノールを Grignard 反応に使う例): 1. 保護: HOCH2CH2CH2Br + TMSCl → TMSO-CH2CH2CH2Br 2a. Grignard 調製: TMSO-CH2CH2CH2Br + Mg → TMSO-CH2CH2CH2MgBr 2b. Grignard 反応: + CH3CHO → TMSO-CH2CH2CH2-CH(OH)-CH3 3. 脱保護: + Bu4N(+)F(-) → HO-CH2CH2CH2-CH(OH)-CH3 + TMSF
17.9 フェノールとその用途
クメン法によるフェノールの工業合成
フェノール(年間約1.32億トン生産)の主要な工業合成法はクメン(イソプロピルベンゼン)の酸化分解です:
クメン + O2(空気)→ クメンヒドロペルオキシド(ラジカル機構) クメンヒドロペルオキシド + H(+) → フェノール + アセトン
機構:ヒドロペルオキシ基のプロトン化 → フェニル基が C→O 移動(1,2-アリール転位)→ 水の脱離でカルボカチオン → ヘミアセタール中間体 → フェノール + アセトン。フェノールとアセトンが同時に得られる効率的なプロセスです(ベークライト樹脂・合板接着剤の原料)。
フェノール誘導体の用途
| 化合物 | 用途 | 合成法 |
|---|---|---|
| ペンタクロロフェノール | 木材防腐剤 | フェノール + 過剰 Cl2 |
| 2,4-D(2,4-ジクロロフェノキシ酢酸) | 除草剤 | 2,4-ジクロロフェノール由来 |
| ヘキサクロロフェン | 病院用防腐消毒剤 | 2,4,5-トリクロロフェノール由来 |
| BHT(ブチルヒドロキシトルエン) | 食品保存料 | p-クレゾール + 2-メチルプロペン(Friedel-Crafts) |
| BHA(ブチルヒドロキシアニソール) | 食品保存料 | p-メトキシフェノールのアルキル化 |
17.10 フェノールの反応
求電子芳香族置換(EAS)
-OH 基は強力な活性化・オルト/パラ配向基です(酸素の孤立電子対が芳香環に電子を供与)。このためフェノールはベンゼンより非常に高い EAS 反応性を示します。
フェノール + Br2(水溶液)→ 2,4,6-トリブロモフェノール(即座に白色沈殿) (ベンゼンは触媒なしでは Br2 と反応しない!)
フェノールは EAS におけるハロゲン化・ニトロ化・スルホン化・Friedel-Crafts アルキル化いずれも容易に起こります。
フェノールの酸化——キノン
フェノールはアルコールと異なり、α炭素に水素がないため通常の酸化は起こりません。代わりに Fremy 塩((KSO3)2NO)などで酸化するとキノン(2,5-シクロヘキサジエン-1,4-ジオン)が得られます:
フェノール → [Fremy 塩] → ベンゾキノン (79%) ベンゾキノン + NaBH4(または SnCl2)→ ヒドロキノン (還元) ヒドロキノン + 酸化剤 → ベンゾキノン (酸化) ↑ 可逆的レドックス反応
ユビキノン(コエンザイム Q)——生化学との接続
ユビキノン(CoQ)はミトコンドリア呼吸鎖における電子伝達体で、キノン/ヒドロキノンの可逆的レドックスサイクルを利用します:
ステップ1: NADH + H(+) + ユビキノン → NAD(+) + ユビヒドロキノン ステップ2: ユビヒドロキノン + 1/2 O2 → ユビキノン + H2O ───────────────────────────────────────── 正味: NADH + 1/2 O2 + H(+) → NAD(+) + H2O + エネルギー
17.11 アルコール・フェノールのスペクトル解析
IR スペクトル
| 吸収 | 波数 (cm−1) | 特徴 |
|---|---|---|
| O–H 伸縮(水素結合あり) | 3300〜3400 | 幅広く強い吸収(アルコール・フェノール) |
| O–H 伸縮(水素結合なし) | 3600 付近 | シャープな吸収(希薄・気相) |
| C–O 伸縮 | 1050 付近 | 強い吸収(アルコール) |
| 芳香環(フェノール) | 1500・1600 | 通常の芳香環吸収 |
1H NMR スペクトル
O–H プロトンは 3.4〜4.5 δ(アルコール)、3〜8 δ(フェノール)に現れます。-CH2O- プロトンは 3.4〜4.5 δ(酸素に隣接した炭素上)です。通常、O–H プロトンは隣接 C–H とのスピン結合が観測されない——少量の酸性不純物によるプロトン交換が速いためです。DMSO 溶媒では交換が遅くなり、O–H のスピン結合が観測される場合があります。
質量スペクトル
アルコールは質量スペクトルで2種類の特徴的な開裂を示します:
O–H に最も近い C–C 結合が切断され、共鳴安定化された酸素含有カチオン([CH2OH]+ = m/z 31 など)が生じる
M+• から H2O(18)が脱落し、アルケンのラジカルカチオン [M−18]+• が観測される
m/z = 56:脱水 [M−18]+
m/z = 31:α開裂 [CH2OH]+
まとめ——第17章の全体像
第18章へ——エーテルとエポキシド
第17章でアルコールとフェノールの化学を学びました。次の第18章では、酸素原子が2つの有機基に挟まれたエーテル(R-O-R’)と、三員環に酸素が入ったエポキシドを扱います。エポキシドはアルコールの酸化(mCPBA などのペルオキシ酸)で得られ、求核剤による開環反応は SN2 機構で進行するため anti 開環が立体化学のポイントです。
