「自由研究」は夏休みの課題の中でもかなり重いものの一つだと思います。
どんなことを調べればいいのか
どうやってまとめればいいのか
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
実験テーマ選び
テーマ選びで時間を使ってしまう人も多いのではないでしょうか。
先に言っておきます。
テーマは何でもいいです。
テーマで自由研究の優劣がつけられることはほとんどありません。
ですので、ここは参考程度に見てみてください。
実験テーマを選ぶときは、まず自分の研究したい分野を決めましょう。
簡単に言えば、どの教科に関することを調べるかです。
以下に、各教科とその特徴を示します。
国語
国語は、過去の文献を調べたり、作家について調べたりするのが一般的です。
調べ作業が多くなるのが特徴です。
正直、おすすめ度は低いです。
なぜなら、発展性がないからです。
研究は、世界中にデータがないものを発見していくことです。
国語は、新しいことを見つける難易度が非常に高いです。
数学(算数)
数学は最もおすすめできません。
全てにおいて難易度が高いです。
数学の研究をしたところで、新しい発見は一つもありません。
ラマヌジャンみたいな人でなければ、絶対に避けるべきです。
英語
英語の自由研究をする人っているんですかね。今まで見たことがありません。
しかし、英語を研究テーマに選ぶのは悪くないと思います。
日本語と英語は全く異なる言語です。
そのような言語を調べていくと面白いことがたくさん見つけられると思います。
小中学生であれば、研究内容によって、しっかり評価される可能性が高いです。
理科
テーマに迷っている人は、理科を選んでください。
これが最も研究しやすいです。
評価されやすいのもこの教科です。
実験により数値のデータが得られるので、実験した満足感がありますし、考察もしやすいです。
社会
社会は国語と似ています。
ただ、一般の方にインタビューしてみたりすることもできます。
そのようにして、しっかりとしたデータを集めることができれば、評価されます。
具体的な研究テーマ例はこの記事で紹介しています!
準備中
研究の進め方
研究の進め方は以下の通りです。
- 研究テーマ選び
- 研究の設計
- 仮説立て
- 仮説の検証(実験)
- 考察
- 考察を踏まえた実験
- 考察(※繰り返し)
- まとめ
研究テーマ選び
先述した通りです。
研究の設計
この工程は忘れがちですが、重要です。
何事も準備が大切で、自由研究においても同じです。
研究のためにどのような実験を行えばいいのか、いつまでにどこまで終わらせるのかなど、研究を一通り計画しましょう。
もちろん、計画通りに進まなくても問題ありません。
仮説立て
実際に行う実験に対して、どのような結果が得られるのかを予想しましょう。
間違っていても何も問題ありませんが、根拠を持った仮説であるとより良いです。
仮説の検証
仮説を立てられたら、それを検証しましょう。
ここでは、仮説の検証になる実験を行うことが大切です。
関係ない実験をしてもあまり意味がありません。
しかし、実験の内容を考えるのは少し難しいので、親や先生などに相談してみてもいいでしょう。
考察
得られた実験結果から、なぜそのような結果になったのかを考察しましょう。
ここも間違っていても問題ありません。
自分自身の考えを根拠を持って説明できれば大丈夫です。
結果の考察ができれば、次にどのような実験をすればより良いデータが得られるのかを考えましょう。
これは次に行う実験の仮説にもなります。
考察を踏まえた実験
考察を基に、次の実験を行いましょう。
このとき、条件を変更する際は、一つずつ変えましょう。
一気にたくさんの条件を変更すると、どの条件に起因して結果が変わったのかがわからなくなります。
実験量は増えますが、急がば回れです。
まとめ
最後に研究を通してのまとめをしましょう。
実際に、研究からどのような結論が得られたのかを考えてください。
これが研究の肝です。
研究結果のまとめ方
自由研究は以下のようにまとめると美しく仕上がります。
良い実験を行っても、まとめ方が乱雑だと評価が下がるので気を付けましょう。
- 要旨
- 目的・仮説
- 実験方法
- 実験結果
- 考察
- 参考文献
要旨
要旨は聞きなれない単語だと思います。
ここでは、実験の目的、実験方法、実験結果を簡潔にまとめます。
ここで考察を書いてはいけません。
必ず事実のみを書くようにしましょう。
目的・仮説
実験の目的や仮説を記しましょう。
ここで書く内容が、結論を結びつくように意識してください。
実験方法
実験方法を示します。
書き方は自由ですが、フローチャートを用いると書きやすいと思います。
また、実験装置があれば、ここで図とともに示しましょう。
実験結果
実験の結果を表や図を用いて示します。
計算をした場合は、その計算過程も記しましょう。
要旨と同様に、ここでは事実のみを記載するようにしてください。
表や図の描き方については、以下の記事を参照してください。
考察
実験結果を踏まえ、どうしてそのような結果が得られたのかを考えます。
ここでは、自分の考えを書くことが大切です。
間違っていても構いません。
ただし、テキトーに書いていいわけではなく、必ず根拠を明確にして書くようにしましょう。
結論
研究のまとめです。
目的と繋がる内容を書きましょう。
ここもできるだけ事実のみを記載するようにしてください。
参考文献
忘れがちですが、最後に参考にした文献を記すようにしましょう。
小中学生の自由研究であれば、気にされることはほとんどありませんが、研究において参考文献を示すことは非常に大切です。
参考文献がなければ、剽窃などの不正行為となります。
参考文献の書き方は以下の記事を参照してください。
最後に
自由研究頑張ってください!!!