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【元素図鑑】アルミニウム Al【原子番号13】

アルミニウムに関する情報をまとめました。

アルミニウムの基本情報

和名 アルミニウム
英名 Aluminium (Aluminum)
語源 ギリシャ語・ローマ語「ミョウバン(alumen)」
元素記号 Al
原子量 26.98
常温(25℃)での状態 固体(金属)
銀白色
臭い
密度 2.698 g/cm3 (20℃)
融点 660.37℃
沸点 2520℃
発見者 デービー(イギリス, 1807年)
含有鉱物 ミョウバン石

アルミニウムの主な特徴

アルミニウムの歴史

発見

アルミニウム化合物は古くから知られており、古代ローマでは「明礬(ミョウバン)」として利用されていました。

単体のアルミニウムは1825年、デンマークのハンス・クリスチャン・エルステッドが初めて単離に成功し、

その後フリードリッヒ・ヴェーラーが純度の高い金属を得ました。

しかし、19世紀中頃までは非常に高価な金属で、「銀よりも貴重」とされていました。

名前の由来

「アルミニウム(Aluminium)」という名称は、ラテン語の「alumen(明礬)」に由来します。

イギリス英語では「aluminium」、アメリカ英語では「aluminum」という表記が使われています。

アルミニウムの主な用途

アルミニウムはその軽さ・耐食性・加工性を活かし、以下の分野で広く使用されています:

 アルミニウムの生成方法

アルミニウムは自然界に豊富に存在しますが、単体では存在せず、主にボーキサイトから以下の工程で製造されます:

アルミニウムを含む化合物

アルミニウムは主に+3価のイオン(Al3+)として安定した化合物を多数形成します:

アルミニウムに関わる研究事例

アルミニウムは工業だけでなく、材料科学や環境工学、生体応用などの分野でも研究が進められています:

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