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【元素図鑑】窒素 N【原子番号7】

窒素に関する情報をまとめました。

窒素の基本情報

和名 窒素
英名 Nitrogen
語源 ギリシャ語 「硝石(nitrum)+源(gennao)」
元素記号 N
原子量 14.01
常温(25℃)での状態 気体
無色
臭い 無臭
密度 1.2506 g/L (気体, -0.15℃)
融点 -209.86℃
沸点 -195.8℃
発見者 ラザフォード(スコットランド, 1772年), ラボアジェ(フランス, 1789年)
含有鉱物 硝石

窒素の主な特徴

窒素の歴史

発見

窒素は1772年、スコットランドの化学者ダニエル・ラザフォードによって発見されました。彼は空気中の「燃焼を支えない成分」として窒素を分離しましたが、当初は「有毒な空気」や「窒息性の空気」と呼ばれていました。

名前の由来

「窒素」という名前は、「窒息させる性質」に由来しています。一方、英語名「Nitrogen」は、ギリシャ語の「nitron(硝石)」と「genes(生じる)」を組み合わせたもので、「硝石を生じるもの」という意味です。

窒素の主な用途

窒素はその安定性と不活性さを活かして、以下のような用途に広く使われています:

 窒素の生成方法

窒素は以下の方法で生成・精製されます:

窒素を含む化合物

窒素は多彩な酸化数(−3 ~ +5)を取り、以下のような重要な化合物を形成します:

窒素に関わる研究事例

窒素は環境科学、生化学、材料科学の分野で注目される研究対象です。主な事例を以下に示します:

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