受験勉強ではかなりのストレスを感じます。
その他の場面でも、ストレスを感じることはよくあります。
ストレスは溜まりすぎると、身体に悪い影響を与えます。
そのため、ストレスとの付き合い方は非常に大切です。
今回は、ストレスについてまとめてみました。
ストレスに負けないように、できる限りの対策をしておきましょう。
ストレスが発生する場面
ストレスは以下の場面で発生します。
制御不能な場面
自分が制御できない場面はストレスを感じます。
他者に支配されている場面とも言えるかもしれません。
ラットを使った実験では、同じ刺激を与えたとき、その刺激を自分で止められるラットより自分で止められないラットの方がストレスを感じたという結果も出ています。
予測不可能な場面
結果を想像できない場面でもストレスは発生します。
何が起こるかわからない場面だと緊張しますよね。
たとえば、ランダムに指名してくる先生の授業です。
ランダムより規則的、なんなら当てない先生の授業の方が楽ですよね。
望ましくない状態が長く続いている場面
一回ならなんとも感じないことでも、それが長く続くとストレスになります。
工事が典型例です。
家の近くで工事があったとします。
それが一日で終わるものなら、おそらくそこまでストレスには感じないでしょう。
しかし、それが1か月以上続くとなると、大きなストレスとなるでしょう。
これは期間が長くなるにしたがってストレスは増していきます。
受験勉強は非常に危険
以上の3点がストレスを感じる場面でした。
一度、受験勉強について考えてみてください。
そうです。すべて当てはまっているのです。
成績も合否も自分で決めることはできません。
いつまでに模試の結果がここまで上がり、一次では〇〇点取ると事前に決定することもできません。
また、受験勉強というつらい環境が1年以上続くわけですから、望ましくない状態が長く続くと言えるでしょう。
この3点が揃った受験勉強はとてもストレスが溜まりやすいです。
ストレスに対する生理的反応
人はストレスを感じたとき、3段階の反応を示します。
①警告期…脅威に立ち向かおうとする
②抵抗期…戦うか逃げるか考える
③疲弊期…戦うことも逃げることもできない
これを見たらわかると思いますが、疲弊期まで行ってしまうと終わりです。
しかし、逆に警告期や抵抗期であれば、良い影響をもたらしてくれることもあります。
スケールを小さくして、英語の長文で考えてみましょう。
警告期はとりあえず読んでみようとやる気になっているときです。
しかし、難しい単語が多かったりすると、次第に読むのをやめたくなってしまいます。
これが抵抗期です。
普通はここで読むのをやめてしまいます。
なぜなら、ストレスを回避したいからです。
ですが、どうしても読まなければいけないこともあります。
追い込まれた課題やテストのときです。
このときにこんな経験をしたことはないでしょうか?
「気づいたら内容が頭に入っていない。文字を目で追っているだけだ。」
こうなっていたら、それが疲弊期です。
もう何もできない状態です。
ここからわかるように、適度なストレスがベストなパフォーマンスを生みます。
しかし、それを過ぎると一気に落ちてしまうので、難しいところです。
ストレスへの対処
では、ストレスにはどのように対処していけばいいのでしょうか。
ここではストレスに強くなる方法を紹介します。
肯定的になる
ポジティブ思考は非常に大切です。
しかし、急にポジティブになることはできません。
少しずつ変えていきましょいう。
ストレスになるようなことがあっても、それが自分を成長させてくれると考えるようにしましょう。
挑戦意欲を高める
何にでも挑戦してみる気持ちを持ってみてください。
自分からやってみようと思ったことで掛かるストレスは、嫌々やっていることで掛かるストレスより小さいです。
あまり深く考えず、とりあえずやってみようと心がけましょう。
周りに助けを求める
ストレスに弱い人ほど、自分はストレスを感じてないと言います。
隠したがるのです。
これはよくないことです。
つらいときは、初期の段階で周りに話してみましょう。
そうすれば楽になることもあります。
最後に
ストレスは目に見えず、非常に相手にしづらいものです。
しかし、ストレスが身体に及ぼす影響は大きく無視することはできません。
ときに、想定以上の被害を受けてしまうこともあります。
ここで一度、ストレスとの付き合い方について考えてみてください。