文献情報
Yuki Yamazaki; Sota Yamabe; Shunnosuke Komori; Kazuyoshi Yoshitake; Masashi Fukuoka; Shigeru Sato; Kentaro Takada, J. Nat. Prod, XXXX, XXX, XXX-XXX. DOI: 10.1021/acs.jnatprod.3c00760
化合物情報
単離
Bryopsis sp. SGZ (kahalalide Z3: 24.5 mg, kahalalide Z4: 16.0 mg from 64 g, wet weight)
生物活性
ラット線維芽細胞である3Y1細胞に対して中程度の細胞毒性(KZ3: IC50 = 10 μg/mL, KZ4: IC50 = 7.4 μg/mL)
構造決定
HRESITOFMS, 1H NMR, 13C NMR, HSQC, HMBC, COSY, TOCSY
構造決定の詳細
kahalalide Z3
MSによってC73H121N14O16と決定。1H NMRより、多数のアミドのプロトンとα位のプロトンが存在し、ペプチドであることを確認。二次元NMRより、Ile(×2)、Leu、Orn、Phe、Pro、Thr(×2)、Val(×4)、無水ブチリン(Dhb)、酪酸の存在が示唆。分子式とアミノ酸の構成から、kahalalide Z1と構造が類似していることがわかった。
アミノ酸の順序は、アミドのプロトンとα位のプロトンとのNOE相関によって決定された。kahalide Z1、Z2の研究ではValの絶対立体配置が決定されていなかったため、Marfey法によってValはL体であると決定した。
kahalalide Z4
構造的特徴
全文和訳
Abstract
Result and Discussion
参考文献
1) Ciavatta, M. L.; Devi, P.; Carbone, M.; Mathieu, V.; Kiss, R.; Caspullo, A.; Gavagnin, M., Tetrahedron, 2016, 72, 5, 625-631. DOI: https://doi.org/10.1016/j.tet.2015.12.003