ラジウム(Radium、元素記号:Ra)は、周期表の第2族に属するアルカリ土類金属で、原子番号88の元素です。ラジウムは、19世紀末に発見された放射性元素で、以下のような特性と歴史的背景を持っています。
基本情報
和名 | ラジウム |
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英名 | Radium |
語源 | ラテン語「光を放つもの(radius)」 |
元素記号 | Ra |
原子番号 | 88 |
原子量 | (226) |
常温(25℃)での状態 | 固体(金属) |
色 | 銀白色 |
密度 | 5.000 g/cm3 |
融点 | 700℃ |
沸点 | 1140℃ |
発見者 | キュリー夫人, ベモン(フランス)[1898年] |
含有鉱物 | ピッチブレンド(ウラン鉱石) |
歴史
発見
1898年、マリ・キュリーとピエール・キュリー夫妻によってピッチブレンド(ウラン鉱石)から発見された。
名前の由来
ラジウムはラテン語で「光線」を意味する「radius」に由来し、強い放射能を持つことから命名された。
主な用途
医療
放射線療法における一部の特殊用途に使用されるが、より安全な放射性同位体に置き換えられることが多い。
研究
放射線の特性を研究するための基準物質として使用されることがある。
生成方法
更新をお待ちください。
化合物
ラジウムは他のアルカリ土類金属と同様に、塩化物(RaCl₂)、硫酸塩(RaSO₄)などの化合物を形成する。
主な特徴
- 強い放射能を持つため、被曝すると骨髄に蓄積し、骨肉腫や白血病などの放射線障害を引き起こす可能性がある。
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