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【元素図鑑】イットリウム Y【イットリウム90の半減期は64.1時間】

イットリウムは、化学的には遷移金属としての性質を持ち、工業および技術分野での用途が多岐にわたります。特に蛍光体、超伝導材料、セラミックス、レーザー材料としての利用が注目されており、その特性を活かした新しい応用が今後も期待されています。

元素図鑑

基本情報

和名 イットリウム
英名 Yttrium
語源 スウェーデンのイッテルビー村 (Ytterby)
元素記号 Y
原子番号 39
原子量 88.91
常温(25℃)での状態 固体(金属)
灰白色
密度 4.469 g/cm3(20℃)
融点 1522℃
沸点 3338℃
発見者 モサンダー(スウェーデン)[1843年]
含有鉱物 ゼノタイム

歴史

発見

イットリウムは1794年、フィンランドの化学者ヨハン・ガドリンによって発見されました。

名前の由来

ガドリンは、スウェーデンのイッテルビー村から採取された鉱石中に新しい元素を発見し、この場所にちなんで「イットリウム」と名付けました。

主な用途

イットリウムは多様な産業分野で利用されています。

蛍光体

イットリウムは蛍光体の材料として広く使用されています。特に、赤色蛍光体(YVO4)として、カラーテレビや液晶ディスプレイのバックライトに利用されています。

超伝導材料

イットリウムバリウム銅酸化物(YBCO)は、高温超伝導体の一つであり、電力ケーブルやマグネットの応用が進んでいます。

セラミックス

イットリウム酸化物(Y2O3)は、高温耐火材料としてセラミックスの分野で使用されます。特に、ジルコニアの安定化剤として重要です。

レーザー材料

イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)は、固体レーザーのホスト材料として利用されます。Ndレーザーは、材料加工や医療用レーザーとして広く使用されています。

金属合金

イットリウムを添加することで、特定の合金の強度や耐久性を向上させることができます。特に、マグネシウム合金の強化に使用されます。

生成方法

更新をお待ちください。

化合物

 

主な特徴

研究事例

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