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【元素図鑑】酸素 O【原子番号8】

酸素に関する情報をまとめました。

酸素の基本情報

和名 酸素
英名 Oxygen
語源 ギリシャ語 「酸(oxys)+源(gennao)」
元素記号 O
原子量 16.00
常温(25℃)での状態 気体
無色
臭い 無臭
密度 1.429 g/L (気体, -0.15℃)
融点 180.54℃
沸点 1347℃
発見者 シェーレ(スウェーデン, 1771年), プリ―ストリー(イギリス, 1774年)
含有鉱物 フッ素魚眼石

酸素の主な特徴

酸素の歴史

発見

酸素は1774年にイギリスの化学者ジョセフ・プリーストリーによって発見されました。同時期にスウェーデンのカール・シェーレも独立に酸素を発見していましたが、プリーストリーの方が先に発表したことで名が知られています。

名前の由来

フランスの化学者アントワーヌ・ラヴォアジエが命名したもので、ギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」と「genes(生じる)」に由来します。当時、酸の本質が酸素にあると考えられていたことに由来します。

酸素の主な用途

酸素は医療用酸素として呼吸補助に使われるほか、工業分野では高炉での鉄の精錬、ロケット燃料用の液体酸素(LOX)、化学合成における酸化剤など、幅広く使用されています。
また、水族館や水槽などでは溶存酸素の補給にも使われます。

酸素の生成方法

酸素は以下のような方法で得られます:

酸素を含む化合物

酸素は多くの化合物を形成します。代表的なものは以下の通りです:

 酸素に関わる研究事例

酸素は多くの研究対象として扱われています。たとえば:

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